代替肉の値段を見た時に誰しもが一度は思うはず。
なんで肉より高いの??🤔
安く食べたい。どうしたらいいの🤔?
少しずつ店頭でも目にするようになった大豆ミート。しかしながら高い。なぜ高いのか。
今回は大豆ミートをはじめとする代替肉はなぜ高いのかを考察・解説していきます。
大豆ミートの価格
大豆ミートの値段はどのくらいなの🤔??
実は、「形状」「販売タイプ」にょり違いがあります。
大豆ミートは形状が様々でそちらに目が行きがちです。
形状によって価格は勿論違いはありますが、販売タイプによる違いがあることも忘れてはなりません。
価格を見る時は、「形状」「販売タイプ」どちらも見るべし
具体的な価格を見ていきましょう。
「形状」ごとの価格
素材は同じ大豆でありながら、「ミンチ・フィレ・ブロック」と形状が違うことで価格に違いがあります。
以下の表は、【ミンチ・フィレ・ブロックの100g~1kgの商品の価格帯】をまとめた表です。
100g | 200g | 300g | 400g | 500g | 600g | 700g | 800g | 900g | 1kg | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ミンチ | 175 ≀ 998円 | 300 ≀ 1557円 | 950 ≀ 1380円 | 830 ≀ 1320円 | 680 ≀ 2250円 | ー | 990円 | 1627 ≀ 2980円 | ー | 1294 ≀ 4290円 |
フィレ | 209 ≀ 790円 | 1380円 | 1046 ≀ 1146円 | ー | 1500円 | ー | 2300円 | ー | ー | 2245 ≀ 4690円 |
ブロック | 295 ≀ 650円 | 1690円 | 1048 ≀ 1148円 | ー | 1394 ≀ 1979円 | ー | 2310円 | ー | ー | 1728 ≀ 3987円 |
ミンチは、1番安く販売しているメーカーも1番多い形状です。
取り扱っているメーカーが多いと高い商品から安い商品までとても豊富。
内容量の種類も豊富なのはいいのですが、商品の多さから困ることがあります。
「自分のほしい量を、最安で手に入れたいが探すのが大変」となるケースがあります。
内容量ごとに最安値の商品を調べたまとめた記事もあります。よかったらご参考に。
「販売タイプ」による違い
販売タイプによって価格の違いが生じます。
販売タイプには次のパターンがあげられます。
- 乾燥タイプ
- レトルトタイプ
- 〈 常温 〉
- 〈 冷蔵 〉
- 〈 冷凍 〉
乾燥タイプが安く、レトルトタイプはやや高いです。
販売のされ方でなぜ価格が違うの🤔??
乾燥タイプは「乾物」、レトルトタイプは「生の商品」です。
商品やメーカーによって価格にバラつきはありますが、乾燥品の為水気を含む商品よりも軽く輸送コストが低いことや保存期間が長いため製造も1度にまとめて行うことが可能なことがあげられます。
また、安価な食品になれる「特徴」をもっているのが乾燥タイプ。それが、
水気によって膨らむ。量が増える。
販売タイプ | 特徴 |
---|---|
乾燥 | 湯戻しが「必要」水気を帯び増える。 |
レトルト | 湯戻し「不要」便利だが、増えない。 |
価格を考量するうえで販売タイプでの違いがもう一つ。それが「送料」
送料などを含め考えるなら「冷蔵・冷凍タイプ」は高め。冷蔵便・冷凍便は無料ではない場合が多い。
精肉の価格
2023年5月の東京都の100gあたりの小売価格です。ご参考に。
牛肉 (国産) | 牛肉 (輸入品) | 豚肉 (国産.バラ肉) | 豚肉 (輸入品.ロース) | 鶏肉 | ソーセージ |
---|---|---|---|---|---|
872円 | 331円 | 262円 | 173円 | 145円 | 194円 |
東京都の価格ということもあり、他の場所と比べたらやや違いが出そうではありますが。。
ご覧になっていかがでしょう。そこまで安くないと感じませんか🤔??
この価格よりも安い価格も見ることがあるので実情で、上の表の「統計上の価格」と実際の価格とはギャップが生じていると思います。
店頭でもっと安い価格のお肉を見たことがある為、高く感じますよね。
見たことあるのは「安い肉」が存在する証明であり、表のデータは「高い肉」が存在する証明になるでしょう。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
表から読み取れたことが大豆ミートと同じなんです。
価格は「商品による・種類による」
安い肉「鶏肉」と「激安大豆ミート」を比較
この記事でコスパを比べています。
比較結果は、ほぼ同じでした。
詳しく知りたい方は以下の記事より読んでいって下さい。
価格の高い大豆ミートの理由
食品において、「高いもの」から「安いもの」までありますよね。
同じ食材でも原材料や仕様の違いで価格は全然違います。
大豆ミートも同じ。「高いもの」から「安いもの」まであります。
高いものには高いものなりの「理由」があるのも他の食品と同じです。
理由として次のものがあげられます。
- 原材料がいいものの場合
- 湯戻し不要の商品の場合
理由①良い原材料のため
当然ながら、
いい原材料を使っている商品は高い
大豆ミートの原材料は「大豆」であり、「良い大豆」が原材料だと「良い大豆ミート」になり高くなります。
植物がベースの食品ですので「有機」「国産」このワードはやはりわかりやすく【質】であり、価値をあげる要因になりえます。
食品において、素材の良さは商品の価値そのものに大きく影響します。
なぜ買う人がいる🤔?
この安くない大豆ミートを購入している方もいます。なぜか。
価格に納得して購入しているため
購入する方すべてが同じ価値観ではありません。
商品選びの第一優先に「安価であること」を置いていない方が購入しています。
上にも書いた「有機大豆・国産・遺伝子組み換えではない」がいわゆる「高い商品」にあたります。
この「素材の良さ」の魅力を感じ購入しているケースが多いでしょう。
「安くないこと」はデメリットのように感じるが、むしろ「素材がいい」ことの「裏付け」ともいえる。
「食品としての価値」が「価格」に反映されているのね。
物価高の世の中で「低価格こそ正義」という考えもありますが、食べ物は自分の中に入り自分の一部となることをお忘れなく。
「食」に「低価格」を求めすぎるのは正直危険な思考です。ご注意を。
気を付けるべきは、「こだわりの素材じゃないのに」高い商品。
食のリテラシーが高い方であっても、初めて購入する場合は失敗したお買い物にならないかドキドキしますよね。
様々なメーカーの中から【国産の大豆ミートのおすすめ】を探し出しました。よかったら、ご参考に。
理由②湯戻し不要タイプのため
タイパの良い商品は高い
大豆ミートはタイムパフォーマンスが悪いと感じたことがある方もいるかもしれません。
というのも、たいていの大豆ミートは乾燥状態から水気を与える湯戻しの工程がつきものです。
全商品がというわけではありませんが、商品の多さは以下のようになっており、ほとんどが乾燥タイプなのが実情です。
上の図の「レトルト」にあたるのが「湯戻しの工程が必要ない大豆ミート」です。
大豆ミートのネックとも言える湯戻しの工程がないので、すぐに調理できとても手軽で便利。
しかし実際にはこの「乾燥タイプ」と「湯戻し不要タイプ」の見分けがついていない方がいます。
スーパーで販売されている場合なら、売り場が違うためは間違いようがありません。
乾燥タイプ → 【乾物売り場】
湯戻し不要タイプ → 【冷蔵商品の売り場】
しかしながら、ネットで見ている場合だと商品によりますが乾燥なのか冷蔵なのか、または冷凍なのかわかりづらいケースがしばしばあります。
価格帯としては、乾燥タイプが1番安いです。
湯戻し不要タイプの商品は、乾燥のように量が増えないというのもありますが単純に割高。
大豆ミートの商品を見ていて「高いな」と感じたら「乾燥タイプではない可能性」を疑うのもいいでしょう。
大豆ミートの商品は販売タイプによってターゲットが違います。
というのも、
- タイパ重視 → 【湯戻し不要タイプ】
- コスパ重視 → 【乾燥タイプ】
高いと感じるか価格の中には「面倒な工程をしなくていい代」が含まれていると考えるといいでしょう。
湯戻し不要の商品は手軽で便利なだけでなく、質感も乾燥タイプとは違います。
少し高いことを考慮してもこちらを選ぶ方が一定数いるのが事実です。
湯戻し不要の大豆ミートについて詳しくまとめた記事もあります。よかったらご参考に。
なぜ「高い」イメージが強い??
大豆ミートは「安いコスパ食材と同じくらいにはコスパのいい食材」です。
高い価格帯の商品にも理由がありますが、それ以上に高いというイメージが強いと感じませんか??
これに関しては高い商品の理由とは別の「原因」があります。
原因①相場が一般的でない
大豆ミートの相場は一般的ではありません。
あなたは「値上がりした」ときいて、上がる前の価格をイメージできますか?
食品が「値上がりした」というニュースも見ることがありますが、これは「相場」が広く知られていて初めて意味が通じる話題です。
相場がわからないことにより高く感じるパターンをいくつか紹介します。
「比較対象」が安すぎる精肉のパターン
海外の精肉の生産力は正直にすごいです。コスパが素晴らしい。安すぎる。
これに匹敵するものは、日本の精肉においても少ないでしょう。
もちろん大豆ミートなどの代替肉も、ほとんどの商品が「鶏肉(海外産)」より高いです。
上にも触れましたが、精肉も大豆ミートも安いもの同士を比べたら互角。
高い肉の存在も知っていますし、店頭に売っていて目にすることもあります。
しかし大豆ミートをはじめとする「代替肉」自体が新しい食品です。食べたことがない人も珍しくない。
食べたことがない方が多いのに「代替肉の相場」が一般的なわけがありません。
大豆ミートとなどの代替肉を「お肉の下位互換」ととらえ、安いお肉と価格を比較しているパターンがあります。
思考回路はこんな感じでしょう。
精肉と代替肉はそれぞれ別の食べ物であり、それぞれの相場があることが認知されることにより、この問題は解消に一歩近づくことができると思います。
水分により量が増えることや安いメーカーの商品を知らない方が、「量と価格のみ」を見たら「高いを感じる」のはむしろ当たり前。
現状で安い食材があるにも関わらず、新たな食材に手を出すかと考えたらNO。
激安のお肉「鶏肉(海外産)」のように、日本では再現が難しいレベルの激安商品がしばしば海外から輸入されて口にしている方も多くいます。
しかし「安い精肉」にも「安くできるある理由」が存在し、避ける層も一定数いるようです。
ある理由について詳しく書いた記事もありますので、よかったらご参考に。
「平均価格」を勘違いしてるパターン
様々な商品に対して、その人それぞれのもつ「平均的な価格」が存在する。
これは「その人の初めて見た価格」が大きく影響します。
「統計上のデータとしての価格」と、「自分が思っている平均的な価格」は別物でありギャップが生じることもしばしばあります。
統計的な本当の平均的な価格に、初めての時に出会えるとは限りません。
大豆ミートも他の食品同様「安い商品」「高い商品」どちらも存在し、初めて出会う商品がどちらかは運。
安くない商品とたまたま出会い、その商品の価格を「平均価格」と思ってしまい高いイメージがついてしまうケースもありえます。
思考回路はこんな感じでしょう。
価格のイメージは「その人の初めて見た価格」が大きく影響します。
どんな商品に出会うか、確率は同じではありません。
出会う確率の高い商品、逆に低い商品もあります。
出会う確率が高い商品というのは、テレビやラジオなどのメディアに紹介される商品のこと。
興味関心がなく、自分からは調べないような人でも見たり聞いたりする、いわゆる「よく見る商品」のこと。
それにしても激安の商品は全然メディアで見ません。話題にもなりません。
実は、大豆ミートの「よく見る商品」は、平均価格以上になりやすいのが現状です。
というのも、
そのため、安い商品は選ばれづらく人気商品になりづらくメディアに紹介されにくい。
メディアに紹介されないそいうことは、安い商品を関心のない人は知ることがありません。
原因②増えることを知らない
大豆ミートと一口に言っても様々な形状や販売タイプがあります。
なかでも「乾燥タイプ」は水分により量が増えます。
これを知らない方がわりと多く、販売されている価格のみを見て「高い」と感じていることが珍しくないようです。
大豆ミートに限らず、他の乾燥させてある食材たちもそこまで高い食材はありません。
大豆ミートは水分を含むことで2~4倍になると言いますが、これは重量の話。
大きさのみが大きくなるわけではないため、食べ応えもしっかりめ。
この量が調理の段階で増えないとしたら、そこまで安い食材ではないです。むしろ割高。
この「増える」という特性をうまく使うことでコスパ食材にもなりうるので、これを知らないのはもったいない。
この特性がより一般的な知識になってくることで、大豆ミートの高いイメージは和らぐと考えられます。
原因③安い商品の知名度が低い
商品は競争により価格も品質も進化しています。
店頭にも並ぶようになりましたが、バリエーションが多いかといわれたらYESではない。
さらに品数、参入メーカーが増えてくることにより、供給も安定し今よりも価格は安くなると考えられます。
精肉においての「輸入品」のような、わかりやすく安さやコスパに特化した商品はまだありません。
これからの登場に期待しているところです。
とはいえ実は、100均でも既に販売されてます。
店舗で購入するのが主な入手方法になりますが、現状この大豆ミートが知っている中で最安価格。
大豆ミートが100円で手に入るというのはシンプルにすごくないですか??
100均の大豆ミートを購入し開封、実食までしたレビューした記事もあります。ご参考に。
安く食べるためには
安い商品を選ぶ
実に単純な策。安い商品を買うだけ。
実は安い大豆ミートは存在しています。
いい素材じゃなくてもいいから、安く食べたいという方向けの商品。
しかし、買い方が通販。商品は安いが送料が高くて、結局払う額は高いなんてザラ。
やはり送料がつきもので「正直どれが安いのかよくわかんない」ですよね。
お任せください。
送料込みで安い大豆ミートを探してまとめた記事もあります。よかったらご参考に。
大容量サイズを選ぶ
少量の購入よりも多いサイズで買う方が安く手に入ります。
他の食品と同様に大豆ミートも大きいサイズを購入することで1gあたりの価格を抑えることができるのでおすすめ。
内容量はメーカーによって違いますが、1kgの商品を販売しているメーカーもあります。
1度買うとすぐにはなくならないので、普段のお買い物も楽にすることができるのは大きなメリット。
とはいえ、「どこのメーカーのなんて商品がいいのかよくわかんない」というのが実際ですよね。
お任せください。
おすすめの大容量サイズの商品をまとめた記事もあります。よかったらご参考に。
自作する
手作りで大豆ミートを作る。
材料をそろえる段階ではそこまでコストがはかからず、割高な大豆ミートよりも自作により安く食べることができます。
しかし当然ながら、使う材料次第では必ずしも安くおさまるとも限りません。
実際にかかるコストは材料や作る方によって左右されます。
「手作り=安上がり」とお考えの方が一定数いらっしゃいますが、これは普遍的に言えることではありませんよね。
割高の商品を買うのは気が引けるという場合は、一度自作を経験することはいいかもしれません。
自分の好みにあったものを作ることができれば、購入するよりもいい選択ですね。
作り方を探したら、いそんなところで様々なレシピが出てきます。
シンプルなスタンダードとなるレシピがまとまったページてなかなかないですよね。
お任せください。
豆腐から、大豆から、高野豆腐からの作り方のレシピをまとめました。
大豆ミートの自作する方法をまとめた記事もあります。よかったらご参考に。
おわりに
今回は大豆ミートがなぜ高いのかを解説しました。
私も当初この「高い」という感覚をもっていました。
しかし購入している中で気づきました。結局「商品による」と。
普遍的にすべての商品が高いというわけでもなく、様々な種類の肉と比べたら高い場合も安い場合もあります。
美味しい調理の方法や安く手に入れる術を身につけて、より豊かに暮らしていきたいですね。
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