サラダバーグとは
100%プラントベースのサラダ感覚で食べられるハンバーグ。
サラダバーグを作っている会社は「茂木食品工業」という企業。創業61年目のこんにゃく加工会社です。
蒟蒻と大豆を主原料とした植物性の食品のみで作られた代替肉のハンバーグで、ヴィーガンの方にも対応しています。
「大豆ミート」というよりは、「レトルトの植物性ハンバーグ」。
こんにゃくと大豆で作ったサラダ感覚で食べられるからだ想いの新感覚ハンバーグです。
「大豆ミートはまずい」というイメージを覆す、自信作!100%プラントベースながら、お肉のハンバーグと間違うほど“ジューシーな肉感”を感じていただけます。
引用:サラダバーグ公式ホームページ
商品の概要
概要をまとめました。パッケージの裏にも載っていましたので、写真も下に貼っておきます。
特徴
他のメーカーと違う、サラダバーグならではの特徴は以下の通りです。
- 100%植物由来で、その30%がこんにゃくで出来てる。
- 大豆臭がほぼ無し。
- グルテンフリー
こんにゃく加工会社だけあって
こんにゃく率が高めの商品。
30%がこんにゃくで出来てる
この美味しさは大豆以外にこんにゃくも原材料に使用していることにより生み出されています。
こんにゃくが入っていることにより食感も特徴的で、大豆ミート以上に弾力が強くお肉を食べている感じがあります。
手軽に使えるヘルシー食材でありながら食感を出すことができる食材として使用できます。
大豆臭がほぼ無し
代替肉にありがちな香りの問題。多くの商品は調理にコツが必要です。
一方サラダバーグは特別な調理の方法や調理する上で気を付けるポイントがありません。
大豆特有の香りは弱く、これによりやや調理にコツのいる大豆ミートよりも扱いやすいです。
乾燥タイプではないため、湯戻しの工程がなく水分を与えて量を増やすことはできませんが、
使用する際のハードルが低いこともありがたい。
グルテンフリー
グルテンを避けたい方にもしっかりと対応しています。
グルテンフリーのハンバーグを作りたいと考える方もいますが、やはり作るとなるとハードルが高い。
一般的なハンバーグで入っていることが多いグルテンですが、無しでも美味しいハンバーグになっています。
しかしながら、「ハンバーグ」というカテゴリではヒットしないこともあるため、
なにも知らない状態からこの「サラダバーグ」という商品までたどり着くのは難しい方もいるかも。
使い方・調理方法
サラダバーグの使い方は2通り。
乾燥タイプの大豆ミートや他のメーカーの代替肉の商品と違って加熱することなく食べることもできます。
開封してそのまま食べれるものの、
メーカーさんによると加熱した方が美味しいとのこと。
実はお肉のレトルトハンバーグも加熱しないで食べることも出来ますが、
原材料にお肉を使っていると冷えて固まっているお肉の油により塊感が気になります。
一方、サラダバーグはお肉のように油を含んでいないため、
加熱せずにサラダに乗せてそのまま食べても嫌な脂身を感じずに食べることができます。
実際の使い方・担う役割を紹介していきます。
「ハンバーグのまま」使う方法
ハンバーグとしてサラダやパンに合わせ使用
加熱する時間が見つからずメーカーさんに問い合わせたら、加熱の時間を教えていただけました。
加熱方法 | 目安 |
---|---|
湯煎 | 5分 |
レンジ | 500w:2分 600w:1分ちょい |
焼き | 弱火で外がカリッとなるまで(両面8分ずつくらい) |
焼くのが1番おいしい食べ方!
活用できるレシピは以下の通りです。
1袋が90gということで、料理によってはやや少ない場合もありそうです。
入っている袋にはチャックはついていませんが、ちょうどいい量のハンバーグのため使い切れず困ることはないでしょう。
いくつも調理に使う際は、最初に全て開封してから行うと効率的で勝利もスムーズになりますね。
食感がしっかりしているので、合わせるソースにこだわると更に美味しく食べられます。
「ほぐしてひき肉として」使う方法
「ひき肉の代替」として使用
代替肉のハンバーグという「ヴィーガンハンバーグ」としても優秀な商品ですが、
使い方によって「ひき肉」としても使うこともできるため便利です。
便利で優秀だけど
初見では、使い方がわかりづらい。。。
活用できるレシピは以下の通りです。
そのまま食べる以外にもレシピがあるだと!?
手軽で使いやすくて良いのはもちろん、大豆臭の懸念が無いことがなにより大きい。
大豆ミートを使うよりもカロリーも低いので、減量をしている方は取り入れるべき食べ物。
開封前に手でほぐして、いい細かさになったら封を切り使用するといいでしょう。
ほぐして使う際は特に加熱をして食べたほうが美味しく食べられます。
しかし火を通さずに食べることができるため、長時間の調理にはならないのも強み。
どこで買える?取扱店は?
サラダバーグはどこで買うことができるの🤔??
ネットで購入することができる。
物流や取り扱いなどの関係もある為、確認はやはり店舗に直接が良いでしょう。
買いに行って入荷されてないとガッカリなので、確認してから店頭に行くか
ネットでの購入が確実で早いのでオススメです。
実際の商品
商品の購入する前に、公式サイトなどで商品の色や質感を確認しましたが、
おおまかな感じしか確認できませんでした。
調理されて美味しそうになったものは確認できましたが、開封した調理前のビジュアルは謎。
開封前
注文して数日。普通郵便にて届きました。
商品のみが入っていました。
カラフルで植物性のアピール強めなビジュアル。
ビニールの包装に真空でピチッと入っています。コンパクトで保存もしやすい印象。
中の色が確認できるデザイン。中の「粒感」が見えます。
黒い粒?が入っていますね。
パッケージにチャックは無し。使い切りタイプです。
下の方にあります。簡単に手で開けられます。
中身
いざ開封。上の方をハサミで切り開封します。
切りやすい加工が施されていて
手でも簡単に切れる。
若干のタレ?がからんでいます。
厚さは均一ではありません。
薄いところだと、1.5cmくらい。
厚いところだと1.6~1.8cmくらい。
断面もチェック。
加熱無しでの断面はこんな感じ。中の色も外見とあまり違いはありません。
ちょうどいい粒感で、切っただけでボロボロにならない程度の強度です。
サラダバーグを使ったレシピ
サラダに乗せる、パンに挟むなど以外にも使用の仕方は様々あります。
よく見る代替肉の「ミンチ」の使用方法。
こっちの方が汎用性は高い。
洋食
キーマカレー
- サラダバーグ
- 玉ねぎ
- 生姜
- カットトマト
- ウスターソース
- カレー粉
- 砂糖
- 塩
下準備:玉ねぎ、みじん切り。
- 炒め
- フライパンに油。生姜を弱火で炒める。
- 玉ねぎ、塩を投入。炒める。
- しんなりしたら火を止める。
- 煮る
- カットトマトとサラダバーグをほぐし投入。
- ウスターソース、カレー粉、砂糖、お好みのスパイスを投入。
- 弱火で10分程煮る。
- 盛り付け
- お好みでパセリなど添えて、完成。
ミートソース
- サラダバーグ
- にんにく
- たまねぎ
- トマト缶
- 塩
- ブラックペッパー
- 炒める
- 刻みにんにくを炒める。(中火)
- いい匂いになったら、刻みたまねぎ投入。
- サラダバーグをほぐして入れ、一緒に炒め焼き目をつける。
- 煮る
- 炒め食材に火が通ったら、トマト缶と調味料を投入。
- 少し煮て水分を飛ばす。(弱火)
- 合わせる
- パスタにかけて完成。
人参を細かくして入れてり、チーズやパセリとトッピングしたらさらにおいしくなりますね。
お好みで、バジルやガーリックパウダーをプラスしたらさらに本格的なパスタにできます。
ひき肉を使うよりも簡単で短時間で出来る。
見た目の問題なしでノンコレステロールなのすごい。
中華
麻婆豆腐
- サラダバーグ
- にんにく
- 生姜
- 豆腐
- 油
- 豆板醤
- 甜麵醬
- 片栗粉
- 炒め
- 油でにんにくと生姜を弱火で炒める。
- 香りがでたら、豆板醬と甜麵醬を加える。
- ほぐしたサラダバーグ投入。
- 煮る
- 豆腐を加え、煮る。
- 全体をなじんだら水溶き片栗粉を投入。
- 完成
- とろみが安定したら完成。
韓国
ビビンバ
「そぼろ」に辛さをプラスとして使う
ビビンバの上に乗せる一角として活躍してくれます。合わせるナムルはお好みで。
- サラダバーグ
- ごま油
- すりおろし生姜
- 豆板醬
- しょうゆ
- みりん
- 砂糖
- コチュジャン
- 炒め
- ごま油、生姜、豆板醬を弱火で炒める。
- サラダバーグをほぐして投入。炒める。
- しょうゆ、みりん、砂糖、コチュジャンを投入。
- 全体が混ざり、水分が飛んだら完成。
- 盛り付け
- ナムルなどと共にご飯の上へ。完成。
サラダバーグ実食
商品そのもののポテンシャルを知る為に、なるべくシンプルな調理で食べてみます。
今回は以下の食べ方をしていきます。
- 湯煎
- フライパンで焼き
- 加熱無し
湯煎してみた
何分したらいいというものが見つからず。
コールセンターに聞いたところ「5分程度」で良いとのこと。
お湯を準備。鍋に開封せずに投入。
5分待ち。
お皿に出します。
ウェットな商品の為、温まったことによりソースも絡んでいい感じの見た目。
香りは温めてない時と比べてスパーシーさが増した感じがします。
大豆臭は感じません。
温まったことにより少し柔らかくなり、箸で持つとしなります。
シンプルで短時間の調理ではあるものの、大豆臭や他の嫌な臭いもせず想像以上に美味しい。
食感は他のメーカーの大豆ミートハンバーグよりややしっかりめ。お肉に近い噛み応えがあります。
こんにゃくが多く含まれているものの、こんにゃくの味が強いというわけではありませんでした。
あらかじめ絡んでいたソースの味はアッサリしているので、追加で濃いソースを絡めてもが良さそうです。
フライパンで焼いてみた
熱したフライパンに少量の油をひく。
開封してフライパンへ。
焼き目がが少しついて、徐々に水分が飛び外がカリカリになっていきます。
香りはあまりしません。濃い味付けや香りをつけても相性が悪くなることはなさそう。
弱火で加熱することで焦げたりフライパンにくっついたりもなく焼くことができます。
こんがり良い焼き目。弱火で両面を計15分くらい(片面7~8分)焼きました。
無事に焼きあがり。
焼くことで香ばしくなり美味しそうになりました。
ソース無しでこのビジュアルななかなかの完成度。見た目の期待は予想以上でした。
香りは精肉と違いオイリーな感じがありません。
油はでません。ヘルシーでありながら、中はスカスカではなくボリュームしっかりめ。
シンプルな調理過程ではあるものの、大豆臭や他の嫌な臭いもせず想像以上に美味しい。
食感は大豆ミートと大きく違い、お肉に近い噛み応えがあります。いい意味で代替肉っぽくない。
こんにゃくが多く含まれているものの、こんにゃくの味が強いというわけではありませんでした。
味はアッサリしているので、濃いソースと相性が良さそう。
加熱せずそのまま
お肉のレトルトハンバーグでは美味しく食べれない「そのまま」での実食。
製造過程の中で加圧加熱処理があるため、事実上の「加熱済み」と考えてもいいでしょう。
開封した状態で既に少し焼き目が入っているように見えます。
ソースも少し絡んでいて、パサパサした感じもありません。
オイリーな感じもなくアッサリした味。大豆臭は感じません。
サラダと食べることを想定するならドレッシングや塩などがあるとより美味しく食べられそう。
こんにゃくが多いが、こんにゃく感が強いとは感じない自然な仕上がり。良く出来ています。
加熱しないお肉のハンバーグと比べたら美味しいですが、焼いた方が美味しいです。
感想・レビュー
原材料にこんにゃくが入っている商品で、大豆のみで作られている「大豆ミート」といくつも違いがありました。
現状「代替肉」といえば「大豆のみで作られている大豆ミート」というイメージが多いですし一般的です。
実際に触ってみて、食べてみて感じたことがいくつかありましたので、まとめます。
良い点
これだけのクオリティとは。正直驚いた。
美味しかった。
コレステロールを気にしていてお肉を控えている方や減量中の方は、これを食べれば万事解決なのではと思うほど。
一方、扱う上での心がけること・頭に入れておくべきことも見えてきました。
イマイチな点
そんなサラダバーグは以下のような方に向いている商品であると言えましょう。
こんな人向けの商品
おわりに
今回はサラダバーグを実際に購入して食べてみました。
他のメーカーと比べ簡単に使うことができ、備蓄・収納がしやすく、加熱無しでも食べれる優秀な商品だと感じました。
何がすごいって、レトルトハンバーグなのにそのまま美味しく食べれること。
大豆ミートは臭いがキツいことが課題になりがちですが、こんにゃくにより見事に克服されています。
マイナスイメージが取り除かれた「理想に近い植物性ハンバーグ」といえる商品でした。
現状、普通のレトルトハンバーグより入手のしづらさはありますが、ネットで計画的に購入をしていくことでこの弱点はカバーできます。
植物性ハンバーグのさらなる開発をすすめ、より美味しい商品を多く販売してくれることに期待しております。
大豆ミートは不味いを覆す。まさかこんにゃくを扱うメーカーが立ち上がるとは。
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